西日がまぶしくて、無様に背を向けた

内モンゴル自治区から来た人と酒を飲んだ。


彼は、仲間と一緒に会社を興(おこ)したのである。
何か新しいことを始めようという気力に満ちていた。


少しうらやましかった。
自分たちの組織を作るというのは楽しいことだ。


起業しても残るのは1500人に1人だと「起業バカ」という本で読んだことがある。
それでも何かに挑戦できる立場にあるということは幸せだ。


その機会さえ得られない人ばかり見た後では、
それはなおさら新鮮でまぶしいものに見える。