2007-01-01から1年間の記事一覧
新しい職場では、私の技能が未熟なものだから、私は「時間」でそれを補っている。 そんなわけで近頃の私はクレイジー仕事デイズ。 睡眠不足が脳に染み付いて、今日も空が眩しすぎる。 立っていても眠れるし、歩いていても眠れてしまう。 夢と現実の境目がた…
正義がもたらした結果の例(詐欺師は善人であるべきことについての補足) ・少年少女の犯罪が増えているのだから、彼らの心の闇を救わないと → (犯罪とは関係ないのに)マンガ・アニメの規制。無意味な放送中止。 ・少年少女の犯罪が増えているのだから、彼ら…
派遣先の会社の取締役が、推薦図書として 水は答えを知っている を取り上げていた。 綺麗な言葉を水にかけると、美しい結晶ができるという主張の本だ。 著者のオカルト思想に正当性を与えるためにお手軽道徳で飾り付けて、エセ科学で味付けをした よくあるタ…
トンデモ本の世界Vのあとがきで山本弘氏が、最近の小説やゲームがどんな舞台(未来世界、異世界、月面都市)を採用していても、その中身が現代日本でしかない、と苦言を呈していた。 たとえばガンパレードマーチは幻獣に侵略されて、50年に及ぶ戦争の果て…
文明崩壊(1)の続き 需要と供給はどうすれば向上するのだろうか? まずは供給について考えよう。 供給面の向上なしに長期的な経済成長はありえない。 だがそれをどのように向上させればいいのかは、経済学でもまだよく分かっていないことだ。 ただ大ざっぱ…
人類はいつか必ず絶滅する。 人間がいつか必ず死ぬように、種もまた必ず滅ぶようにできている。 0%の確率についてなんか考えるだけ無駄なことだが、奇跡的な幸運が無量大数回重なって人類が何十億、何百億年先にと存続していたとしても、宇宙の終わりとと…
内モンゴル自治区から来た人と酒を飲んだ。 彼は、仲間と一緒に会社を興(おこ)したのである。 何か新しいことを始めようという気力に満ちていた。 少しうらやましかった。 自分たちの組織を作るというのは楽しいことだ。 起業しても残るのは1500人に1…
兄の勤める会社が6000億円以上の損失を出した。 100万円なくせば貧乏人。 1億円なくせば大金持ち。 だから、多分、何の問題もないのである。
金融政策とは効率的な所得の再分配政策でもある。 再分配される以上は、利益を得る者と損をする者、勝者と敗者が分かれる。 インフレは資産価値を減らす。デフレはその逆で資産価値が上がる。 それならばデフレの方がいいと思う人もいるかもしれない。 だが…
男から「俺の女になれ」とせまられた。 しかも彼は某宗教を信仰していて、その勧誘もしてきた。 こうして私は頭とケツを同時に狙われるという前代未聞の事態に見舞われたのである。 私に男色の気はないが、いい男ならば好かれて嫌ということはない。 だが私…
イナダを釣りに行ったが、宗田鰹が二匹しか釣れなかった。 船頭は私に言った。 「どうして魚が釣れないかわかるか?今日は魚がいないからだよ」 なにかすごく哲学的なことを言われているような気分になった。
いつも捨てられる日のことを考えている。 それは、私にとってはそんなに悪いことではない。 前の会社が廃業してから、派遣社員というものになった。 派遣社員になったと人に言うと、「早く正社員になれるといいね」と言われる。 何故だろうか。 どうやら世間…
「うみねこのなく頃に」は、あの有名な「ひぐらしのなく頃に」と同じ作者によるサウンドノベルである。 このゲームは色々な実験的な試行錯誤があり、飽きることがない。 時間をループさせられる登場人物を配置することで、主人公たちは同じ時間軸を何度も違…
「ひぐらしのなく頃に」という同人ゲームがある。 だがそれは同人の枠を超えて、小説化、マンガ化、アニメ化、ゲーム化、映画化と拡大を続けている。 その「ひぐらし」だが、最近起きた斧を使った犯罪事件と牽強付会な解釈で結び付けられ、そのためアニメの…
会社の先輩に「ボクは優れた点がある人としかつきあいません。 だけど、君はボクより優れたところが一つもないのに、こうして一緒にいます。 これはとても珍しいことなんですよ」と言われた。 スゲえセリフである。 (私は、いまものすごくオモシロいことを…
第一部読了。 以下、そのまとめと感想を。 貨幣数量説は、物価と貨幣の流通量が比例することを予言する。 しかし近代に入ってそれが成立しなくなった。 人々が将来、物価が上がると信じれば本当に物価が上がり、下がると信じれば下がる。 それが現代の物価理…
私は死後の世界を信じてはいないし、人間の死は永遠の闇であり、スピリチュアルも前世も妄想であると断言できるし、呪いや怨霊は思い込みの産物であり、この世に化け物はいない。 しかし私は、幽霊や怪異や妖怪という「現象」が存在することならば知っている…
先日から飯田泰之氏の「歴史が教えるマネーの理論」を読んでいる。 第一部は「貨幣数量説の栄光と挫折」と銘打ち、貨幣の流通量と物価の歴史を実例を挙げて紹介している。 最初の話は「原始的な貨幣数量説」の紹介である。 それは「物価がマネーの量に比例す…
天災は忘れた頃にやって来るこの言葉を残したのは、寺田寅彦(註1参照)である。そもそも人間には近い将来の利益を過大評価し、遠い将来の利益を過小評価する傾向がある。 進化生物学によると、目の前の獲物を逃すと将来にそれを再び獲得することが困難だっ…
言葉や記録を残すということは未練がましい行為である。少なくとも私は何か書いている自分のことを軟弱だと思う。 何も残さず、何も言わずに消えることができないから、誰も読まない、何の興味も惹かない文章でも書かずにはいられない。 昨年、十年ほど勤め…