上野顕太郎「帽子男は眠れない」

五万人の群衆を見開き2ページに描いたりと、報酬と労働量の比が不釣り合いなギャグマンガばかりを描くので有名な上野氏初期の作品。
最近「夜は千の眼を持つ」を購入し、それが面白かったので氏の他の本も集めている。


感動や感傷に背を向けて、下らないギャグに全身全霊で打ち込む氏のストイックさを見ていると、私は感動し、感傷的になってしまうのである。