陰謀論は思考の墓場である。
平和運動家の中にはアメリカ政府を非難するしか能のない人がいる。
そして彼らは9.11のテロはアメリカの謀略だと主張することがある。
妄想に依存しないと自分の意志を主張できないというのは哀れである。


たとえば国会で9.11事件の「真相」の追求をした民主党藤田幸久議員、平和運動家のきくちゆみ女史bewaad氏に酷評されている天木直人氏などがいる。
まぁ、バカと一言ののしって無視すればいい程度の人たちではあるが、その支持者が意外に多いのには驚かされる。


例えば先日もブックマークできくちゆみ女史に言及したところ、その支持者らしき人から
「誘導係?本当にいたんだ」
という意味不明な言葉をもらった。
私をなにか陰謀組織の工作員とでも妄想しているのだろうか。
単に一個人として愚にもつかない陰謀論を垂れ流す人をバカと罵倒しただけであるのだが、そんな個人的な行動も陰謀の一部にしないと気がすまないらしい。


「人のことをバカと言うのは口が悪すぎる」などの私個人への批判ならば受け入れるが、脳内妄想で作り上げた「私」を批判されても答えようがない。


彼らはホロコースト南京虐殺などを否定する人たちと同レベルの人たちなのだろうが、なるべく関わりあいたくない人たちである。
彼らは聞く耳を持たない人間であり、思想の左右によらず説得できない相手との会話は疲れるだけだからである。